病気やケガのお見舞いをもらった方に贈る快気内祝い

入院・治療中にお見舞いをくださった方へのお礼

「快気内祝い」とは、病気やけがなどで入院・自宅療養していた人が、無事に退院したり、完治したときに、お見舞いをくださった方へのお礼の意味で差し上げる贈り物です。昔から、「病気やけがはこれでおしまい」という気持ちを表すため、食べてしまえば何も残らないお赤飯や紅白のお餅などが快気内祝いの品に選ばれます。今でも、紅白の祝儀砂糖やかつお節などの食料品を送るのが一般的ですが、せっけんや洗剤など使い切ってしまえば、後に残らない実用品を送ってもかまいません。熨斗の表書きは「快気内祝い」として、紅白結びきりの水引をかけます。ただし、目上の人や身内には、お礼を送る必要はありません。当人が直接会って、感謝の気持ちを伝えるだけで大丈夫です。

内祝い以外にすることはあるの?

入院・治療中に、お世話になった方への気持ちを表すため、快気祝いの席を設けることもあります。退院・完治後1週間から10日前後を目安に、療養中に苦労をかけた親族や、とくに心配をかけた親しい方を自宅に招き、お食事などをしていただくものです。ただし、病後であることを考慮して、大げさな会にならないように注意しましょう。招待された人たちも、早めに切り上げる気遣いが大切です。「快気内祝い」は、別途、郵送してもかまいませんが、この快気祝いの席でお渡しすることもできます。この時、相手に差し上げる品物に、本人の自筆で書いた礼状を添えて、感謝の気持ちをつたえることも大切です。品物と礼状をお渡しするときは、本人が直接手渡しして、感謝の気持ちを伝えましょう。